健康食品活用方法

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健康のため、サプリメントをはじめとした何らかの健康食品を常用している方も多いかと思います。中でも「水素水」は、今や誰もが知る健康飲料のひとつですよね。しかし、無料メルマガ『アリエナイ科学メルマ』では、水素が身体に良いことを謳った水やタブレットは何の根拠もない眉唾商品だと斬り捨てています。

記事は、こちら!

http://www.mag2.com/p/news/144089
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最近、個人輸入したダイエット薬が原因と見られる健康被害が多発しているようです。今回は、個人輸入品に潜む危険性について考えてみたいと思います。


まずは、報道記事をご覧ください。(産経ニュース2011.7.7 20:50)

タイ製やせ薬で健康被害多発 厚労省が注意喚起

「MDクリニックダイエット」などの名前で個人輸入されているタイ製のやせ薬について、厚生労働省は7日、健康被害が多数発生しているとして、都道府県に対し、消費者へ注意喚起を行うよう通知した。

 厚労省や東京都によると、今年4月、個人輸入した「MD-」を服用していた都内の20代の女性が薬物中毒で死亡。女性は通院歴があり、「MD-」服用以前から、医療機関で処方された睡眠導入剤や抗鬱剤などを服用していたが、「MD-」と死亡との因果関係も完全には否定できないという。

 「MD-」は「ホスピタルダイエット」などとも呼ばれ、平成14年以降、今回の事例を含め、死亡例4例を含む計15例の健康被害(疑い例含む)が公表されている。女性が服用していた「MD-」は計6種類の錠剤やカプセルで、国内で未承認の医薬品成分である「シブトラミン」(食欲抑制作用)や「フルオキセチン」(抗鬱作用)も検出された。

 厚労省は「健康被害が疑われる場合は、速やかに医療機関で受診するとともに、最寄りの保健所に申し出てほしい」としている。(引用終わり)



本来、医薬品というのは服用するに当たって、医師或いは薬剤師の指導を仰ぐべきものです。医薬品にはそれぞれ定められた用法・用量があり、守らなければ人体に悪影響を及ぼすことがあります。また、他の医薬品との飲み合わせ(=相互作用。⇒詳しくはオンライン書籍「健康食品考」に収録しております。)により、思わぬ健康危害があらわれることもあります。今回の死亡事故と摂取した商品との因果関係はまだ十分に解明されていないようですが、安易に自己判断で医薬品を服用することは避けるべきでしょう。

問題の商品は、医薬品であることを明示していたようですが、海外の健康食品については医薬品と明示しないまま違法に医薬品成分を混入したものが出回っていたということが多々あります。医薬品に限らず、輸入品については十分な注意が必要です。

個人輸入は、本来必要な許認可を経ずに少量の自己消費分の商品を自己責任で購入するものですが、医薬品や健康食品など口にするものについては、とても大きなリスクが伴うということを是非知っておいていただければと思います。

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本年4月から「日本人の食事摂取基準」が改定されますが、その中でヨウ素の許容上限量が引き下げられることになるようです(厳格化されるということです)。今回は、ヨウ素に関する話題を取り上げてみたいと思います。

以前、第59回でワカメを紹介した際に、日本人がヨウ素欠乏症にならないで済んでいるのは、ヨウ素を豊富に含む海藻類を日常的に摂取しているからだということをお話しました。実は、欠乏症にはならない反面、日本人は過剰症に陥る可能性があり、今回の改訂ではその点に配慮がなされたようです。従来の上限値であった1日3mgから2mgへと厳格化されました。

この許容上限量は、1日でもこの数値を超えたら直ちに健康危害があるというものではなく、長期に亘ってこの量を超えて摂取した場合に問題となる可能性も捨てきれないという程度のもので、余り神経質になる必要はないようです。しかし、コンブについては他の海藻類と比較しても圧倒的に大量のヨウ素が含まれていますので、日常的にコンブを多食することは避けた方がよさそうです(下表参照)。

表 主な海藻類のヨウ素含有量

コンブ(乾) 100~300mg/100g
ヒジキ(乾)  20~ 60mg/100g
ワカメ(乾)  7~ 24mg/100g

※ 出典:http://www.remnet.jp/lecture/b03_03/4-5.html


表の含有量から換算すると昆布の場合、数g程度摂取しただけでもすぐに上限値に達してしまいますので、昆布好きの方なら上限値を超える量を摂取している場合もあるのではないかと思います。しかし、これまで、ヨウ素過剰症がそれほど大きな問題になっていないのは、他の食品との組み合わせがよかったからではないかといわれています。例えば、大豆に含まれるサポニンなどはヨウ素の吸収を抑える働きがあります。日本の伝統的定番料理である「湯豆腐に昆布だし」とか「煮豆に昆布」、「味噌汁にワカメ」などは、まさに絶妙の組み合わせであったようです。つまり、大豆製品は海藻類によるヨウ素過剰症を防ぎ、逆に海藻類は、大豆製品によって引き起こされるかも知れないヨウ素欠乏症を防ぐことに貢献していたのではないかと考えられるのです。その他にも、キャベツやカブなどのアブラナ科植物、タケノコなどには体内でのヨウ素の利用を低下させてヨウ素過剰症を防ぐと考えられるゴイトロゲンという成分が含まれています。

このように、日頃の食事は、いろいろな成分を同時に摂取するために、お互いに干渉しあって個々の成分の持つ効果が半減される可能性がある半面、健康危害のリスクも低減されるメリットがあるようです。一方、効能を追求して、有効成分を濃縮したり精製した健康食品は効果も期待されますが、その代わりに毒性も現れやすくなることが推察されます。健康食品を利用する場合には、過剰症の恐れがあることを常に頭の片隅において、摂取量には十分気をつけたいものです。


<追記>
過剰摂取に関する質問をいただいたので、補足情報をお知らせします。

ヨウ素を過剰摂取すると、甲状腺機能低下症、甲状腺腫、甲状腺中毒症などが起こることがあります。この他、体重減少、頻脈、筋力低下、皮膚熱感などの症状が見られることもあります。しかし、日本人は、その伝統的食習慣のために耐性があるようで、ヨウ素の過剰摂取に対する影響は出にくいと言われています。

日頃、コンブを多食されていて過剰症が気になるという方は、まずはコンブの摂取量を控えることをお勧めします。そして、本文中でも紹介しましたようにヨウ素の吸収を防ぐ大豆製品を食事に取り入れるとよいでしょう。大豆製品としては、納豆、湯葉、味噌、豆乳、豆腐、高野豆腐、おから、油揚げなどがあります。


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エコナ関連の話題が今もなおネット上で花盛りです。科学ライター松永和紀さんのブログ「松永和紀blog」でも活発な議論が交わされています。その議論の中で、「消費者団体がエコナに対するトクホ取り消し要求をしたのは、まるで食品にゼロリスクを求めているようなもので行き過ぎではないか」という考えを持つ方もいらっしゃるようでした。この意見に少し違和感を感じましたので、今一度、エコナ問題について考えてみたいと思います。

どのような食品であっても、過剰に摂取すると健康危害を引き起こす可能性があることは誰もが認めるところです。リスクの全くない(=ゼロリスク)食品は理想ではあっても現実にはありえないことです。もしも、食品にゼロリスクを課してしまうと口に入れるものが何もなくなってしまいます。行き過ぎた安全志向を揶揄する「ゼロリスク症候群」という言葉もあるようです。

しかし、その一方であまり声高に「ゼロリスクを求めることはけしからん!」と言ってしまうと、リスクの高いものよりも低いものを求める権利まで損なわれてしまうのではないかという懸念もあります。

当ブログでも、基準値以下の農薬で大騒ぎするのは馬鹿げていることや(「第17回残留農薬」)、無添加食品の欺瞞(「第29回食品添加物は悪なのか?」)について論じてきました。しかし、高いお金を払ってでも無農薬野菜や無添加食品を選びたいという個人の自由は守られるべきものだと思っています(個人的には、基準値よりもさらに低い低農薬野菜や根拠のない無添加食品を求めることは費用対効果から考えると余り意味のないことだと思っていますが・・・)。

エコナに話を戻すと、現時点でグリシドールをどのくらいまで摂取すると危険なのかはまだ明らかにされていません。また、エコナに含まれているグリシドール脂肪酸エステルの何%が実際に体内でグリシドールに変化するのかというデーターもないようです。しかし、だからこそ最悪の事態を想定し、評価が定まるまでは「疑わしきは使用せず」の態度でのぞむべきなのではないのでしょうか。

冒頭のトクホ取り消し要求を不当だと考える人達の批判は少しバランスを欠いているように感じられました。


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エコナの問題で、そもそもトクホ(特定保健用食品)という制度が必要なのかという議論が巻き起こっています。今回は、トクホの必要性について考察してみたいと思います。

厚生労働省は昔から食品に薬効はないという立場であり、「健康食品」という言葉自体まで否定し、「いわゆる健康食品」という呼び方をするなど徹底的に忌み嫌っていました。そして、46通知によって健康食品が健康に関する機能を標榜することを厳重に規制してきました(参照:「第5回薬事法」など)。

一方、健康に不安を抱える人々には、副作用があるのではないかという薬に対する不信感や薬を飲むほどではないけれど何か体によいもの摂り入れたいという想いがあり、その結果、そのような消費者ニーズに応える形で「いわゆる健康食品」が市場に溢れるかえることになっていたのではなかと思います。

厚生労働省も消費者ニーズを完全に否定することはできず、ある程度の健康機能を標榜することの出来る制度として、トクホ制度を創設しました。

ところが、健康機能に対するハードルが高いので、一定の効能を発揮するような製品作りをしようとすると高度な加工を施すことになり、従来の食経験に裏打ちされた安全な食品から今回のエコナような安全性に疑問符のつくような製品に変貌して行ったのではないでしょうか。

効能を追い求めるほど限りなく医薬品に近づいて行き、その結果安全性の方が食品から離れていったという図式に見えてしまいます。つまり、安全性と薬効は表裏一体の関係にあるのではないかと思います。そう考えると、ローリスク・ローリターンの食品とハイリスク・ハイリターンの薬の間を埋めていたのが、ミドルリスク・ミドルリターンのトクホということであったようにも思います。

薬効の頼りない(健康)食品と安全性に不安のある医薬品の間を埋める選択肢として、トクホがあってもよいのではないかと思います。しかし、効能の審査基準を厳しくし過ぎると今回のようなエコナの問題も発生しますので、もう少し薬効評価に幅をもたせることが今後のトクホ制度の課題ではないかと思います。



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