病気の知識

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当ブログでは、これまでに死亡原因の2位と3位を占める心筋梗塞と脳卒中が脂質異常症と高血圧によってもたらされることを紹介してきました(第19回フレンチパラドックス第26回高血圧の予防法)。しかし、これらの病気の進展には、その他にも内臓脂肪が大きく関わっているということを今回は紹介したいと思います。

現在、メタボ検診なども広く行われるようになり、メタボリック症候群(代謝症候群)という言葉もすっかり市民権を得たのではないでしょうか。このメタボリック症候群は少し前まで、「死の四重奏」と呼ばれていました。つまり、心筋梗塞と脳卒中の進展には以下の4点が深く関わっているというのです。

1. 肥満(上半身型肥満=リンゴ型肥満)
2. 高血糖(糖尿病)
3. 高血圧
4. 高脂血症(脂質異常症)
※1の上半身型肥満は腹部の内臓脂肪に脂肪が蓄積したもので男性に多い。対をなす下半身型肥満=洋ナシ形肥満は主として腰周りの皮下脂肪に脂肪が蓄積したもので女性に多い。

上記の4点は、一つ一つがリスク要因ですが・・



この続きは、拙著「健康食品考」に収録させていただきました。


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高血圧の予防法の第三回です。血管を収縮させて血圧を上げるホルモンには、ノルアドレナリン以外にもアンジオテンシンⅡという強力な昇圧物質(血圧を上げる物質)があります。このホルモンは、元は肝臓や内臓脂肪から分泌されるタンパク質に由来するものなのですが、いくつかの過程を経て生成されます。最終的には10個のアミノ酸からなるアンジオテンシンIというペプチドからアミノ酸8個のペプチドに分解(変換)されて初めてホルモンとしての働きを・・




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高血圧の予防法の第二回です。もう春もそこまできている感がありますが、実は、この寒い時期に脳卒中で亡くなる方はとても多いのです。私の近所でも、年末年始にかけて脳卒中で亡くなられた方が何人かおられました。脳卒中による死者は、冬場にピークがありますが、脳卒中の中でも特に脳出血はこの寒い時期に集中しています。それは、寒いと血圧が上がるからです。

では、なぜ寒いと血圧は上がるのでしょうか。それは、自律神経の働きによるものです。自律神経は、私たちの意思とは関係なく体の重要な機能をコントロールしてくれるとても優れたシステムです。寝ている間も心臓が止まらないのも、体温が常に一定の温度に保たれているのも全て自律神経のお陰です。冬に霜焼け(凍傷)になるのは、決まって手足の指や耳たぶなどですが、これには自律神経の働きが深くかかわっています。体温が下がってくると心臓や肝臓など生死に関わる重要な内蔵の温度を維持するために、体から突出した部分の血管を収縮させて血流量を減らし、放熱を防ぐのです。重要な臓器を守るために、例え失われたとしても取り敢えずは生きていける手足がまず犠牲にされるということなのです。こうして・・



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さて、高血圧の予防法ですが、予防をするにはまず原因を知らなければなりません。しかし、残念ながらなぜ高血圧になるのかは完全には解明されていません。解明を困難にしているのは、血圧が様々な因子で調節を受けていることが災いしているのかもしれません。今回から、血圧調節のメカニズムとそれにあわせた高血圧の予防法を紹介していきたいと思います。

高血圧の原因の一つとして一般の方にも広く認知されているのは、塩素イオンとナトリウムイオンから成る塩化ナトリウム(=塩分)の過剰摂取ではないかと思います。塩分による血圧上昇には遺伝的体質なども関わっているようで、減塩食で血圧の下がる方もいらっしゃいますが・・




この続きは、拙著「健康食品考」に収録させていただきました。


今回は、高血圧についてお話します。たかが血圧が高いくらいで・・と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、実はかなり恐ろしい病気なのです。「第21回脳卒中」でお話しましたように高血圧は長年放置しておくと、心筋梗塞や脳卒中を招きます。これら心筋梗塞と脳卒中の死亡率を合わせると死亡原因第1位のがんにも匹敵します(「第18回生活習慣病」参照)。すなわち、高血圧はかなり大多数の方に致命的な結果をもたらしているのです。そして、生死に関わる重大な病気であるにも関わらず、よほど重度の高血圧でなければ、ほとんど自覚症状もなく病状が進行して行くことから「サイレント・キラー(沈黙の殺人者)」と呼ばれています。

さて、高血圧のお話の前にまず血圧に関する基礎知識について説明いたします。血圧はよく、「上の方の血圧」とか「下の方の血圧」などと呼ばれるように二つの値で示されます。「上の方の血圧」とは、心臓が収縮して血液を送りだすときの血管内の圧力で・・





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