健康食品業界にまつわる裏事情と健康食品の上手な活用方法♪
↓当ブログは書籍化されています!!(クリックで詳細ページへジャンプします。)


上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ここ2回、健康食品の話題からやや脱線してしまいましたので、元に戻して、今回は健康食品とも関わりの深い「生活習慣病」についてお話したいと思います。

すっかり、定着してしまった感のある生活習慣病という病名ですが、以前は、「成人病」と呼ばれていました。飽食の時代になって、この病気が若年層にまで広がりを見せ、「小児成人病」というなんとも矛盾した病名まで生まれるようになりました。そこで、厚生労働省は原因が生活習慣にあることを国民に理解させるために1997年頃から名称の変更を促して来ました。「成人病」という病名だと成人になれば誰でも罹る病気だと認識されてしまい、予防することに意識が向きませんが、「生活習慣病」ということなると生活習慣が原因であるということがよくわかり、生活習慣改善の動機付けになるだろうということで進められてきたようです。

ここで、厚生労働省発表の統計資料を見てみますと、日本人の死亡原因は以下のようになっています。(「平成19年人口動態統計月報年計(概数)の概況」より)

   死因             割合

 悪性新生物(がん)     30.3%
 心疾患(心筋梗塞)     15.8%
 脳血管疾患(脳卒中)    11.5%
 肺炎               9.9%
 不慮の事故          3.4%
 自殺               2.8%
 老衰               2.8%
 その他             23.5%

なんと、上位3つは全て生活習慣病であり、この3つで約60%を占めています。つまり、5人中3人は生活習慣病で亡くなっているということです。決して他人事ではなく、いつかは自分の身にも降りかかってくるかもしれない非常に身近な病気になっているのではないかと思います。そして、身近な病気であると同時に、多くの人の死因となってしまう致命的で重大な病気でもあるといえるのではないでしょうか。

では、どのような生活習慣がこれらの病気を引き起こすのでしょう。食生活、運動、喫煙、飲酒、休養など様々な生活習慣が病気の発症や進展に関わっていますが、中でも、食生活の影響が最も大きいといわれています。例えば、がんの場合、イギリスのドル博士らによる疫学的調査では、「がんの原因のうち35%は食事にある」と発表されています。以下にドル博士らの発表した発がん因子を・・




この続きは、拙著「健康食品考」に収録させていただきました。


スポンサーサイト
前回、健康危害の明らかなタバコに比べ残留農薬の危険性は相対的に低いものであるということを申し上げましたので、今回、残留農薬の危険性がどの程度のものなのかということについて取り上げてみたいと思います。

マスコミの報道熱も冷めてしまい、事故米問題もすっかり「過去の話」になってしまった感がありますが、当時危険性のみを盛んに煽り立てたマスコミの報道姿勢には苦々しく思った食品関係者も多っかたのではないかと思います。

マスコミ報道では、「基準値の○倍!」というようないかにも事故米に含まれる残留農薬が健康危害の生じる含有量であると言わんばかりの表現が声だかに叫ばれていましたが、十分に説明しないまま不安を煽るのは大いに問題があります。この基準値がどいうものなのか知ってもらえるとマスコミの報道がいかにバランスを欠いたものであったのかがわかっていただけるのではないかと思います。

問題の基準値というのは、平成18年5月29日から実施されている改正食品衛生法に基づくポジティブリスト制度によるものです。改正以前には、ネガティブリストという制度によって残留農薬の規制が行われていました。ネガティブリストというのは、「使用してはいけない(ネガティブ)」農薬を予め指定し、規制するやり方です。このネガティブリスト制度では、輸入農産物に使用されていて日本では使用されていない農薬や新しく開発された農薬はリストに掲載されていないために規制することができず、野放しで流通してしまうという欠陥がありました。そこで、逆に作物ごとに「使用してもよい(ポジティブ)」農薬とその残留基準を決めて、それ以外の農薬は、「一律基準」とよばれる0.01ppmを超えた農産物が流通することを禁止したのです。この一律基準は基準値を超えたからと言って、直ちに健康危害を生じるというものではありません。この数値が設定された背景には、安全性の観点からももちろん検討されたのですが、これ以上厳格な基準値を設けても検出できないという問題もあったようなのです。0.01ppmというのは100kgあたりに1mg含まれるというものであり・・




この続きは、拙著「健康食品考」に収録させていただきました。


今回は、健康食品の話題からは少し外れることをご容赦ください。現在喫煙されている方への私からのメッセージです。

私が、以前勤務していた健康食品の販売会社では、懸賞論文の企画がときどき行われていました。健康食品会社ではよく収集されている自社商品の体験談を募集するためのものです。優秀作品は、表彰され賞金を授与されると共に体験談集にまとめられ、社員のモチベーションアップを図るための社内資料に使われていました。多くのお客様から、奇跡的な改善例が寄せられていた中で、とても印象深く記憶に残っているのは、肺気腫という病気に罹り、酸素ボンベを常時携帯することを余儀なくされていた方からの体験談です。

その方は、肺気腫という肺がぼろぼろになり、吸い込んだ空気から効率よく酸素を取り入れることができなくなる病気に罹り、酸素ボンベが手放せなくなっていました。風呂に入るときも、顔を洗うときも常に酸素を取り入れるためのチューブを鼻からはずすことができず、とても辛く惨めな気持ちになり、なぜこんなになるまでタバコを吸い続けてしまったのかと、自分をひどく呪ったそうです。そんな中で、家族から健康増進のためにと勧められた健康食品を続けているうちに、どんどん呼吸が楽になり、奇跡的に酸素ボンベをはずすことができるまでに回復されたそうです。実際に、表彰式出席のために来社された際お目にかかりましたが、酸素ボンベなしでもかくしゃくとされていました。通常肺気腫になって酸素ボンベを使うようになると一生手放せなくなるというのが常識のようなのですが、まさに奇跡のような回復ぶりでした。

体験談では、その方が肺気腫によってまるでエベレストの登山者にでもなったような息苦しくてつらい生活ぶりが切々と綴られていて、タバコの害の恐ろしさというのをとても強く感じました。タバコと言えば、肺がんというイメージが強いですが、肺がんだけでなく、その他の臓器の発癌リスクも非喫煙者と比較して格段に高いと言われています。煙の通り道である口腔や喉(咽)頭、タバコに含まれる発癌物質が行き着く尿の溜り場である膀胱でもがんに罹る割合が非喫煙者と比べて高いようです。その上、がんを逃れることができても、肺気腫という一度発症してしまうと通常は回復することのない重篤な病気にまで罹る可能性があるのです。タバコの害は、本当に枚挙に暇が無く、この他にも心筋梗塞、バージャー病(手足の動脈が詰まり、切断しなければならなくなることもある病気)、歯周病などあらゆる病気の発症リスクを高めてしまいます。

私の愛煙家であった友人は、喫煙との因果関係がどれくらいあるのかはわかりませんが、直腸がんのため数年前に40歳程の若さで亡くなりました。肝臓や肺に次々と転移して3度の手術を受けましたが、手術の甲斐もなく、幼い二人の娘さんを残したまま旅立たれました。亡くなる直前にお見舞いに行ったときには、病院からもう治療の手段がないといわれて自宅で療養されていました。本当に骨と皮になっておられて、脳にも転移していたらしく、はっきりと会話はできるのですが、つじつまの合わない話をされていました。看病していたお母様は、まだ奇跡が起ることを信じてるんですと涙ながらに息子さんの回復を願っておられました。とてもいたたまれない気持ちになり、因果関係はわからないものの、もしも彼がタバコを吸っていなかったらと思わずにはいられませんでした。

なぜ、今回タバコの害について取り上げようと思ったのかと申しますと、最近、wwpowerさんの「禁煙ブログ!」の記事の中で紹介されていた「禁煙ファシズム発動」という記事を拝見して触発されたからです。この記事を読んで、喫煙というのは本人だけでなく、取り巻くご家族の方にも不幸を呼び込むとても罪深いものだという想いを強くしました。「タバコなくして何の人生か」と思われる愛煙家の方もいらっしゃるとは思いますが、長年の喫煙の果てに巡ってくるであろう苦難とご家族のご心配を思うと、是非一念発起していただければと願わずにはいられません。

喫煙者の方へ。基準値を少々超過した残量農薬のリスクなど喫煙の害と比べると取るに足らないものですが、過剰に輸入農作物を忌避してしまうその鋭い洞察力を是非タバコに対しても働かせていだけませんでしょうか。ちょっと嫌味な言い方になって申し訳ありませんが、真意を汲みとっていただければ幸いです。


※ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
このような話題に興味のある方がおられましたら、このサイトへ是非ご案内ください。
お時間がございましたら、下記の広告サイトやサイドのバナー広告もご覧いただければ幸いです。
フリー百科事典ウィキペディアによると、フードファディズム(food faddism)とは、「食べものや栄養が健康と病気に与える影響を過大に信じること、科学が立証した事実に関係なく何らかの食べものや栄養が与える影響を過大評価することである。科学が立証したことよりもその影響を信じ固執していることである。」とあります。要は、健康法や健康食品を過大評価し、ある種の信仰のように過信してしまうことです。今回は、このフードファディズムについて考えてみたいと思います。

流行に敏感な日本人という民族は、このフードファディズムに特に陥りやすい民族のようです。テレビで納豆がいい、あるいはバナナがいいと言われれば、翌日にはスーパーの店頭から納豆やバナナがたちまちなくなってしまうという状態がよくみかけられます。フードファディズムが蔓延する背景には、マスコミの視聴率偏重主義や商業主義が深く関わっています。あるある大事典事件のように、センセーショナリズムを追及する余り、ついには捏造にまで手を染めてしまい、社会問題にまで発展するということがありました。

フードファディズムに陥らないようにするには・・



この続きは、拙著「健康食品考」に収録させていただきました。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。