健康食品業界にまつわる裏事情と健康食品の上手な活用方法♪
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前回、人工甘味料について取り上げましたが、今回は、関連する話題として加工食品のカロリー表示の規制について紹介したいと思います。

市販されている加工食品の中には、「低カロリー」、「カロリーオフ」、「ノンカロリー」などのように様々な表現でカロリがー少ないことを強調表示している商品があります。しかし、いったいどちらの商品がカロリーが多いのかあるいは少ないのか判断に迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。そのような強調表示は健康増進法という法律によって定められた栄養表示基準にしたがって使い分けれらています。強調表示の意味するところや基準については以下の通りです。

強調表示の表現例    意味         基準

低、ひかえめ、                40kcal未満/食品100g中
小、ライト、         低い            または  
ダイエット、オフ                20kcal未満/飲料100ml中
   
無、ゼロ、        含まない      5kcal未満 /食品100g中
ノン、レス                     (飲料100ml中も同じ)


注意を要するのは、「カロリーゼロ」あるいは「ノンカロリー」と表示されていても、食品100g当たり5kcal程度は含まれている場合があるということです。カロリー制限されている方は、実際の含有量を表示で確認された方がよいでしょう。「ちりも積もれば山となる」で含有量が少なくても大量に摂取すれば、それなりにカロリーを摂取してしまうことになります。

ところで、前回取り上げた、サッカリンはとても甘味度が高く、また食品への使用量が規制(0.1g~2.0g/食品1kg)されているために、ごく微量しか使用されず実質上「ノンカロリー」とみなされています。カロリー制限されている方には適した甘味料だと言えます。しかし、サッカリンはカロリーが低くても、肥満にはよくないとする説もあります。

米国パデュー大学摂食行動研究所准教授のSusan Swithers氏によるネズミを使った実験では、サッカリンを使用した食品を摂取すると、肥満を促進することを示す結果が得られたそうです。具体的には、サッカリンを加えたヨーグルトを摂取したラットは、ブドウ糖を加えたヨーグルトを摂取したラットよりも全体の摂食量が多く、体重増加も多かったそうです(「人工甘味料が体重増加の原因に」 )。しかし、どうやらヒトの試験では検証できていないようで、動物実験レベルでの限られた条件のみで起る現象である可能性も否定できないようです。

科学者の犯した誤りとして有名なリノール酸神話というのがあります。動物を用いた短期間の摂食実験の成果から一時期、植物油のリノール酸が血中コレステロールを下げて動脈硬化予防するものとして推奨されていたことがありました。しかし、リノール酸をせっせと摂取した結果、逆に動脈硬化や血栓症、アレルギーになる人が増えるという現象が起りました。再検証の結果、現在ではリノール酸の大量摂取は動脈硬化を促進させるものであるということが定説になっています。

当ブログサイトの「第8回食経験」で申し上げた通り、ある食品が本当に安全であるのかないのかは結局のところ、ヒトでの臨床試験あるいは長年の食経験でしか証明することはできません。同様にサッカリンが本当に肥満を促進するのかしないのかは、今後の食経験によって明らかにされるのかもしれません。

※ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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