健康食品業界にまつわる裏事情と健康食品の上手な活用方法♪
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今回は魚の健康パワーのお話です。魚は、身の色によって赤身魚と白身魚に大別されることはよくご存知だと思いますが、夏バテで疲れ気味の方にオススメなのは赤身の魚だということを紹介したいと思います。

まず、なぜ魚には赤身の魚と白身の魚がいるかというとズバリ筋肉に質的な違いがあるからです。筋肉には、働きの違う2種類の筋肉があり、長距離走のような持続運動に適した赤筋(遅筋)と短距離走などのように瞬発的な力を発揮するときに使用される白筋(速筋)に分かれます。マグロやカツオなどの回遊魚はゆったりと泳ぎ続けるので赤筋が発達し、ヒラメやタイのような近海魚は、ちょこまかと泳ぐので白筋が発達したという訳です。生活スタイルの違いが筋肉の色に反映されているのですね。

回遊魚は寝ているときでも泳ぎ続ける程の抜群のスタミナを持っていますが、その疲れ知らずの体力の源になっているのが・・



この続きは、拙著「健康食品考」に収録させていただきました。


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中国製の毒入りギョーザ事件が報道されて以来、「食の安全と安心」という言葉をよく見かけるようになりました。「安全」と「安心」がセットで用いられことが多いので、ほぼ同義のように使われることもあるようですが、この二つは似て非なるものであることを今回はお話したいと思います。

「安全」とは、科学的裏づけに基づいて害のない状態です。一方、「安心」は、人によって受け取り方の異なる実に主観的な心の状態を表しています。例えば、ある農作物に基準値以下の農薬が検出されたという場合、科学的には「安全」な食材です。しかし、検出されたということだけで不安に思って食べない人もいれば、基準値以下だからと「安心」して食べる人もいることでしょう。

この「安心」という概念は実に主観的でやっかいなものです。例えば、遺伝子組み換え食品は、様々な安全性試験を経て科学的には「安全」とされています。すでに長年流通していますが、これまでに一度も健康危害の報告はありません。しかし、多くの国民は「安心」できず遺伝子組換え食品を含む可能性のある食品には「遺伝子組換え」とか「遺伝子組換え不分別」の表示をすることが日本では義務化されています(「遺伝子組換え食品に関する表示について」)

なお、遺伝子組換え食品を含まない食品に「遺伝子組換えでない 」という表示をすることは義務表示ではなく、任意表示です。

このような表示は、「国民の知る権利」を満たすという意義は確かにありますが、一方では表示をすることによって、あたかも「遺伝子組み換え食品は健康危害を与える可能性があるから避けましょう」という誤まったメッセージを発信しているようにも思えます。そして、遺伝子組み換え食品であるにも関わらず「遺伝子組換えでない」と偽装表示することによって不当に利益を得ようとする悪徳業者を生み出すことにもつながっているのではないかと危惧します。

「安全」と「安心」が乖離してしまったのは、科学者の傲慢さや説明不足、センセーショナリズムに走るマスコミなど多層的な原因によって消費者に不信感を与えたからではないかと思いますが、消費者の側も勉強不足ではないかと言われるとあながち否定できない面もあるように思います。「安全」という言葉がそのまま「安心」として実感できるような成熟した社会でありたいものです。

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梅雨明けも近くなり、すっかり夏らしくなってきました。夏と言えば、夏野菜の代表格トマトがおいしい季節になってきましたね。ところで、トマトはとても鮮やかな赤色をしていますが、なぜ赤いのかご存知でしょうか。これは、とても目立つ色だから鳥などに発見されやすく、食べられることによって種子が遠くまで運ばれて子孫繁栄につながるからであろうと解釈されています。トマトの鮮やかな赤を見るととても食欲をそそられ、何だか納得します。

さて、この赤色ですが、リコペン(リコピン)と呼ばれる色素によって赤くなっています。リコペンは人参のβ-カロテンと同様カロテイノイドと呼ばれるグループに属しています。

β-カロテンが体内でビタミンAに変換されて重要な役割を果たすのに比べ、リコペンはビタミンAに変換されることはなく、役立たずだと思われていました。しかし、近年の研究によって、悪玉の酸素である活性酸素を消去する働きがβ-カロテンの2倍以上も優れていることがわかりました。活性酸素は様々な病気の原因として関わっていますので、当ブログ第19回フレンチパラドックスでもお話しました動脈硬化の予防効果など様々な病気予防効果が期待されます。

さらに、トマトにはリコペン以外にも意外な働きがあるこもわかってきました。加工用のトマトの果皮に多く含まれるトマトポリフェノール(ナリンゲニンカルコン)にはヒスタミンの遊離を抑制することで花粉症などのアレルギー病の症状を抑える働きも期待されているようです(キッコーマンニュースリリース)。

身近な食材にも意外なパワーが潜んでいるものですね。

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さて、今回はモモのお話です。モモと言えば桃太郎伝説が有名ですが、現在の童話は原典から一部脚色されているのではないかという説があります。童話では桃太郎はモモから生まれたことになっていますが、元はモモを食べたおじいさんとおばあさんが若返ったことにより、おばあさんが桃太郎を生んだというお話が主流であったらしいのです。それ程、モモには薬効があると信じられていたようです。

実際、モモの核の中にある種子部分(仁)は桃仁(トウニン)と呼ばれ、漢方生薬として用いられています。薬事法上も医薬品扱いで食品としての販売は許されていません。他のバラ科サクラ属植物(ウメやアンズなど)と同様青酸配糖体アミグダリン(分解すると青酸を発生する)を含んでいますので、多食すると食中毒を起こす可能性がありますから注意が必要です。なお、アミグダリンには抗がん作用があるという信仰に近い説がありますが、科学的には証明されていません。

食用の果肉部分も様々な効用が知られています。まず、他の果物類同様ビタミンCを豊富に含んでいますので、肌をキレイにしたり老化防止効果が期待されます。それから、食物繊維の中でも水溶性のペクチンを多く含んでいますからコレステロールの排泄も促してくれます。さらに、フラボノイド(ポリフェノールの仲間)であるケンフェロールも含まれていて、血液サラサラ効果が期待されています。

また、真偽の程は定かではありませんが、脂肪を燃焼してくれる「褐色脂肪細胞」 を増やしてくれるということで痩身にも効果が期待されているようです(「モモ話」)。食材として日々摂取してるものの中には意外な効用が潜んでいることが多々あります。まさに医食同源です。

モモを毎日食べているとキレイになれるかも!?

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もうすぐ、土用丑の日がやってきます。今年は、7月19日と7月31日の2回巡って来るようです。土用丑の日と言えば、何と言ってもウナギですね。「土用丑の日はウナギ!」の由来については諸説あるようですが、江戸時代に平賀源内が知人のウナギ屋の繁盛のために考え出したキャッチコピーが起源だといわれいているようです。由来の真偽はともかく、夏バテの起るこの時期に栄養価の高いウナギを食べることは理に適っているようです。

ウナギの栄養価を見るとても優れていることがわかります。たんぱく質、脂質が豊富に含まれていますが、脂質はその質もよく、優れた健康効果を持つ魚油のDHAやEPAが豊富に含まれています(魚油の健康効果の詳細については当ブログ第22回「血栓予防と魚油のチカラ」 をご覧ください)。

また、ビタミン類も多く含まれていますが、ビタミンAは牛レバーを超える量が含まれています(「レチノール当量(ビタミンA)の多い食品と、食品のレチノール当量の含有量一覧表 」 )。ただし、ビタミンAを妊娠初期の女性が大量に摂取すると奇形児が生まれてくる可能性がありますので、妊娠している可能性のある方は控えた方がよさそうです。妊婦の方は、ビタミンAの材料となるβカロテンを摂取すると必要な分だけ体内でビタミンAに変わりますので、動物性食品に含まれるビタミンAよりも人参などの緑黄色野菜からβカロテンとして補給するのがよいでしょう。

ウナギにはその他のビタミンB群やEも豊富に含まれています。しかし、ビタミンCは殆ど含まれていません。他のビタミンCを含む野菜類と組み合わせて摂取するかキュウリと和えた酢の物「うざく」として食すのがよいかも知れません。

ウナギパワーを上手に活用して暑い夏を乗り切りましょう!

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先ごろ、NHKの報道によって視聴者が「プロポリスの摂取により血栓が生ずる」という誤まった解釈をしてしまう騒動がありました。食品と医薬品で飲み合わせが悪いものがあるという報道の中で、医薬品のワルファリンとプロポリスを併用するとワルファリンの作用が阻害されて血栓を生じ易くなる恐れがあるという内容であったにもかかわらず、プロポリス単独でも摂取すると血栓を生じると曲解したというのが真相のようです。(「NHKのプロポリスをめぐる報道に関してのお知らせ 」 )

ワルファリンは、心臓手術などの後で血栓が出来やすくなるということがあり、それを防ぐための抗凝固剤(血液凝固を防ぐ薬剤)としてよく処方される医薬品です。ワルファリンの作用メカニズムは、血液凝固作用を持つビタミンKの働きを阻害することにあります。したがって、ビタミンKを多く含む食品である納豆やクロレラなどはワルファリンの働きを妨害することが予想されますので、ワルファリンを飲んでいる人は避けるべき食品とされています(当ブログ第10回「相互作用」もご参照ください)。

今回の一連の騒ぎは二重の意味で冤罪の可能性があると感じています。まずは、冒頭の説明の通り、相互作用に関する注意喚起であったのもが、プロポリスが単独で血栓を起こすと曲解されてしまった点です。もう一つは、ビタミンKを殆ど含まないプロポリスが本当にワルファリンの働きを阻害するのだろうかという疑問です。

ワルファリンとプロポリスで相互作用が注意喚起されることになったのは、これまでにたった1例だけ、ワルファリンとプロポリスを併用していて血液の凝固能が上昇し、プロポリスの中止によってワルファリンの作用が復活したという症例報告が根拠になっているようです。プロポリスが健康食品として広まった歴史と現在の市場規模から考えて1例しか報告がないというのは根拠として非常に弱いと感じます。健康食品を召し上がる方は、複数の健康食品を摂取している方が多く、報告されている症例においてもプロポリス以外に他にも摂取していた健康食品があったのではないかという可能性も疑われます。

現在のところ、相互作用の可能性も否定できませんので、ワルファリンを服用されている方は念のためにプロポリスの摂取を控えることをお勧めします。今後、論文を発表した医師やプロポリスを製造及び販売している会社が責任を持って本当に相互作用があるのか否かまたどのようなメカニズムで相互作用が起るのかなどきっちりと検証してくださること願っています。

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