健康食品業界にまつわる裏事情と健康食品の上手な活用方法♪
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秋も徐々に深まってきて、鮭の美味しい季節になりました。鮭といえば、赤い身が特徴ですが、実は、白身魚なのです。今回は、鮭の栄養成分の秘密について紹介したいと思います。

以前、当ブログ「第40回赤身の魚で疲れ知らず」 の中で回遊魚のマグロは赤身で近海魚のヒラメやタイは白身の魚だとお話ししました。鮭の筋肉も赤色なので赤身の魚だと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、鮭は白身の魚です。赤身魚の赤色成分は、ミオグロビンという酸素を貯蔵するための色素ですが、一方、鮭の赤色はアスタキサンチンという別の色素なのです。このアスタキサンチンという色素は・・



この続きは、拙著「健康食品考」に収録させていただきました。

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前回、脂肪が体につきにくい食用油のエコナには安全性に関する疑念があるというお話を紹介しました。今回は関連する話題として、そもそも血中の脂肪を下げることに本当に意味があるのかということについてお話ししたいと思います。

日本の医薬品市場では、血中の脂肪を低下させる医薬品は活況を呈しており、2008年には3,404億円もの売り上げ規模を誇っています(「高脂血症、糖尿病治療剤などの国内市場を調査 」)。このように高脂血症薬がもてはやされるのは、臨床試験によって血中の脂肪を下げた方が長生きできると証明されているからだと思う方が多いことと思います。しかし、実際の臨床試験の結果は、むしろコレステロールは高い方が長生きできるということを・・


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花王のヒット商品である食用油「エコナ」の販売自粛が9月16日に発表されました(報道記事)。いろいろと根深い問題が潜んでいる様子なので紹介したいと思います。

エコナは、花王の開発した「体に脂肪がつきにくい」という効能を表示することが許可されている特定保健用食品です。通常の食用油は、トリアシルグリセロールというものが主成分ですが、エコナはトリアシルグリセロールを工業的に加工してジアシルグリセロールというものに変換した加工油脂です。加工することによって、脂肪の吸収が緩やかになり食後の血中中性脂肪の上昇が抑制されます。(花王の説明

このジアシルグリセロールについては、特定保健用食品の許可申請の段階では一般的な安全性試験をクリアーしていましたが、許可取得後に発癌を促進する作用(プロモーション作用と呼ばれるもので、単独で発癌作用があるというのではなく、他の発癌物質の作用を増強する作用)があるのではないかという疑いが判明し、内閣府の食品安全委員会で現在もなお審議されています。結論はまだ出ていないものの花王は安全性に問題はないと強弁し、問題発覚後も販売を続けていました(批判記事)。

ところが、食品安全委員会の審議の過程で新たに発癌性の強く疑われいてるグリシドールが、グリシドール脂肪酸エステルの形で他の食用油よりも高濃度でエコナには含まれていることが発覚しました(グリシドールの詳細)。ここに至り、花王もやっと販売の自粛を決断したということです。

まだ、エコナの発がん促進作用あるいは発癌性についてクロという結論が出ているわけではありませんが、「疑わしきは使用せず」という態度で臨んだ方がよさそうです。もともと、エコナの作用は血中脂肪の高いメタボな人にのみ効果が認められているようですので、まだ高脂血症(現在では「脂質異常症」に改称されています)になっていない人が予防的に食べる必要もなさそうです。

今回のエコナの問題は、見た目には通常の食品と変わりがなくても高度な加工を受けているものは、天然のものに比べて食経験が浅い(「ない」というべきかもしれません)ので、安全性の評価は慎重に判断する必要があったということではないでしょうか(当ブログ「第8回食経験」もご参照ください)。


※ここまでお読みいただきありがとうございました。
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秋に入り、ナシの美味しい季節になりましたね。ナシは比較的地味な果物ですけれども、いくつかの健康機能をもっています。今回はナシの効用について紹介致します。

まず、栄養成分の紹介の前に、「ナシ」という名前についてですが、語源については諸説あるようです。一例を挙げさせていただきますと、江戸時代の学者新井白石は中心部ほど酸味が強いことから「中酸(なす)」が転じたものであるとしています。この一風変わった名前の「ナシ」は、忌み言葉「無し」に通じることから、家の庭に植えることを避けるという風習がある一方、鬼門の方角にナシを植えることで「鬼門無し」として、むしろ積極的に利用されることも・・


この続きは、拙著「健康食品考」に収録させていただきました。


子供の嫌いな野菜ナンバーワンと言えば何といってもピーマンですが、実は、意外と優れものなのです。今回は、ピーマンの特長を紹介したいと思います。

ピーマンは割と地味な夏野菜ですが、ビタミン類の補給源としては非常に優れていて、カロテンやビタミンC、Eなどを豊富に含んでいます。特にビタミンCはレモンに匹敵するほど多く含んでいます。さらにピーマンに含まれるビタミンCは加熱しても壊れないという特長を持っています。これは、共存するビタミンP(ポリフェノールの仲間)がビタミンCの分解を防いでいるからです。なお、このビタミンPは、血管を丈夫にするという働きも持っています。

カロテンは油に溶けやすい性質があるので、油炒めなどにすると吸収率が高まります。このとき、通常の野菜の場合ビタミンCが熱によって損なわれてしまいますが、ピーマンのビタミンCは熱に強いので、安心して調理がすることが出来ます。

日本では、伝統的にピーマンは青いものしか流通していませんが、ピーマンも完熟すると赤くなります。赤く熟したピーマンは、青いものよりもビタミン類の含有量が3~4倍も高くなります。また、糖度も上がり特有の青臭さも抜けるので、子供にも食べやすくなって一石二鳥です。しかし、なぜ栄養価の高い完熟ピーマンが余り流通しないのでしょう?それは、ピーマンを完熟させるにはとても時間がかかるので生産効率が落ちるということと、完熟させると日持ちしないというのが理由のようです。

なお、ピーマン特有の青臭さはピラジンという成分が原因ですが、ピラジンには血栓が出来るのを防ぐ働きがあり、心筋梗塞・脳梗塞などの予防効果が期待されています。

生活習慣病の気になる方は、大人味のピーマンがよいかも!

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