健康食品業界にまつわる裏事情と健康食品の上手な活用方法♪
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以前、「第48回白身魚なのに赤い!?」で鮭の皮の部分にはコラーゲンが含まれていて美容によいと紹介しましたが、コラーゲンの美肌効果については疑問視する声もあります。今回は、コラーゲンの効果について検証してみました。

コラーゲンとは皮膚や腱などに多く含まれるたんぱく質です(詳細はコチラ)。一般には、美肌効果があると信じられていますが、たんぱく質は基本的に食べると消化されて単一のアミノ酸やアミノ酸が2~3個程度つながったペプチドにまで分解されてから吸収されるため、そのままの形で体内に吸収されるわけではありません。さらにコラーゲンを構成している特徴的なアミノ酸のヒドロキシプロリンも体内に吸収された後、皮膚のコラーゲンを作る線維芽細胞の材料としてそのままの形で使われることはありません。その他の構成アミノ酸であるグリシンやプロリンについてもコラーゲン以外のたんぱく質にも広く存在するアミノ酸です。以上のことから、コラーゲンを選択的に食べることが、体内でコラーゲンを作ることにどれほど役立つのかと疑問視されています。国立健康・栄養研究所の報告書「コラーゲンの安全性と機能性」においてもコラーゲンの美肌効果については懐疑的に書かれています。

ところが、本年1月に京都府立医大の研究グループによってコラーゲンの美肌効果に関するメカニズムの一端が明らかにされ、その研究成果が学術雑誌に掲載されました(新聞報道はコチラ)。

京都府立医大の佐藤健司教授らの研究によると、ブタや魚のコラーゲンを食べると、コラーゲンに多いアミノ酸のヒドロキシプロリンとプロリンが結びついたペプチドが血中に長時間にわたって増えることがまず明らかとなりました。そして、このペプチドがコラーゲンを作っている繊維芽細胞という細胞に働きかけ、その増殖を促進することを突き止めました。つまり、これまで考えられてきたようにコラーゲンは体内でアミノ酸やペプチドに分解されて単にコラーゲンを生成するための材料として使われるだけではなかったということです。コラーゲン由来のペプチドはコラーゲン生成のための材料となるだけでなく、コラーゲンを作る細胞に働きかけてコラーゲンの生成を促進するという重要な役割を果たしているのではないかということです。

佐藤教授らの研究ではまだ試験管レベルの研究でメカニズムを説明しているだけですので、実際に効果があるのかないのかは、今後の臨床研究によって証明されるべきものです。しかしながら、少なくともこれまでのコラーゲンの美肌効果に対する批判的な論調に楔(クサビ)を打ち込むものではないかと思います。

信じるものは救われるかも。(^^)v






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11月も半ばを迎え、すでにコタツを使われているご家庭もあるのではないでしょうか。コタツと言えば、「コタツミカン」という言葉もあるように晩秋から冬にかけてはミカンのおいしい季節です。今回は、ミカンの多彩な健康機能を紹介したいと思います。

ミカンを食べ過ぎると、よく「ミカンの手」と呼ばれるように手のひらが黄色になることがあります。これは、ミカンに含まれるβクリプトキサンチンというカロテンの仲間の色素成分が原因です。βクリプトキサンチンは脂溶性(油に溶けやすい)なので、脂肪細胞に蓄積する性質があります。したがって、手のひらだけでなく足の裏や臓器など脂肪があるところは、やはり黄色くなります。 なお、この黄色くなる現象は一時的なもので、しばらくミカンを食べるのをやめると元に戻ります。

βクリプトキサンチンは、余り聞き慣れない成分かもしれませんが、とても優れた働きを持っています。カロテンの仲間なので・・



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第51回では山のカキ(柿)を紹介しましたが、今回はこれから旬を迎える海のカキ(牡蠣)を紹介します。

俗に「海のミルク」と呼ばれるほど、牡蠣は栄養価のとても高い食品です。 亜鉛、鉄、銅、カルシウム、カリウム、マンガン、セレンなどのミネラル類をはじめ、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンEなどをバランスよくかつ豊富に含んでいます。特に亜鉛は100g中に13.2mgも含まれていて全ての食品の中でもトップクラスです(五訂食品成分表より)。亜鉛は非常に重要なミネラルで・・




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