健康食品業界にまつわる裏事情と健康食品の上手な活用方法♪
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もうすぐ節分がやって来ますが、節分と言えば「豆まき」。という訳で今回は大豆の健康効果について紹介します。

節分の日に豆をまき、まかれた豆を自分の年齢(数え年)の数だけ食べると体が丈夫になり、風邪をひかないなどといわれています。この風習は、豆が「魔滅」に通じるところから、鬼に豆をぶつけることにより、邪気を追い払い、一年の無病息災を願うという縁起担ぎから始まったようです。

豆まきには、一部地域では落花生を用いるところもあるようですが、一般的には大豆が用いられています。この大豆には栄養学的にとても優れた特長があります。

まず何といっても、大豆には肉にも匹敵する豊富で良質なたんぱく質が含まれています。動物性のたんぱく質と比較して、植物由来のたんぱく質は含有量も少なく構成アミノ酸のバランスもよくない(必須アミノ酸のバランスが悪いと体内での利用効率が低くなる)のですが、大豆は両方とも他の植物性のたんぱく質よりも際立って優れています。そのようなことから大豆は「畑の肉」と呼ばれています。

その他にも、大豆にはレシチン、オリゴ糖、サポニン、イソフラボンといった特徴的な機能性成分が含まれています。レシチンは、リン脂質といって脂肪とリン酸が結びついたものですが、生体内では細胞膜を構成する成分であったり、脂肪が血液中で円滑に流れるのを助ける重要な働きをもっています。大豆レシチンを摂取することにより、血液中のコレステロールを低下させ、動脈硬化を予防することが期待されています。

また、大豆オリゴ糖は、ビフィズス菌の増殖を促すことにより便通を改善する働きが知られています。さらに、大豆サポニンは、抗酸化作用やレシチンと同様に動脈硬化を予防する働きが期待されています。そして、大豆イソフラボンには女性ホルモン作用の他、様々な健康効果が知られています。なお、大豆イソフラボンについては少々気になる話もあるのですが、長くなりそうですので、回を改めて次回により詳しく紹介したいと思います。

大豆は単に縁起がよいだけでなく栄養的にも優れていますので、節分の日だけでなく、普段の食生活にも是非取り入れていただきたい食材です。




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海藻のワカメは、食卓で目にするときには緑色をしていますが、分類学上は褐藻類に属していて、海に生えている本来の状態では褐色をしています。今回は、ワカメの色の神秘と健康効果について紹介したいと思います。

陸上植物のほとんどが緑色をしているのに対し、海藻類は生息している海の深さによって、浅いところから順に緑色、褐色、紅色のものが分布しており・・


この続きは、拙著「健康食品考」に収録させていただきました。

冬至も過ぎ、これからは昼間の時間が徐々に長くなって行きますが、寒さはこれからが本番です。そして、この厳寒期に旬を迎えるのがナマコです。漢方では薬用人参に匹敵する滋養強壮効果があると期待されていて、干しナマコは別名海参とも呼ばれています。今回はナマコの効用について紹介したいと思います。

ナマコは、カルシウム、マグネシウム、亜鉛といったミネラル類の他、ビタミンB群やビタミンEなどを豊富にバランスよく含んでいます。さらに、何といっても滋養強壮効果の高いタウリンを多量に含んでいるのが特長です(タウリンの効能については、第20回心筋梗塞の予防法第53回海のミルクもご覧ください。)。また、肌や関節によいとされているコラーゲンやコンドロイチンも多く含まれています。

その他のナマコの栄養学的な特徴として、サポニンと呼ばれる成分を含んでいることが挙げられます。サポニンは、薬用人参の有効成分として知られている他、植物界には広く分布する成分ですが、動物界ではナマコ以外にヒトデや海綿などわずかな例が確認されているだけです。サポニンは、油を溶かす作用(界面活性作用)があることから、ナマコは食用だけでなく石鹸などにも利用されています。また、サポニンには細菌などの細胞膜を破壊することによる殺菌効果もあります。実際にナマコのホロトキシンと呼ばれるサポニン成分は、水虫の原因となる白癬菌を殺す作用があるので水虫の外用薬として実用化されています。

中国では、主として干しナマコが利用されますが、日本では生のまま酢の物としていただくのが一般的なようです。酢の物にする際には、身を柔らかくするために熱湯をくぐらせる「湯通し」がよく行われますが、湯の代わりに番茶を使う「茶ぶり」を行うと生臭さもとれて一石二鳥のようです。

地味な食品ですが、意外と優れものの食品です。




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