第42回 対症療法と原因療法

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健康食品業界では、健康食品を優良に見せる手段として西洋医学を批判することがあります。そのようなときに、「対症療法」(よく誤まって「対処療法」と記されることもあります)という言葉が便利に利用されています。「西洋医学は対症療法に陥っているのではないか!」などとよく批判されることがあります。当たっている面もあるのですが、そうとも言えない面もあります。

例えば、風邪薬などが対症療法の典型といわれています。風邪薬は、発熱や鼻水など風邪の不快な症状を一時的に抑えているだけで、原因であるウィルスを殺しているわけではありません。風邪が治るのは、人の自然治癒力によるものです。すなわち、白血球がウイルスを退治することによって治っているのです。風邪を引いたときに発熱するのは、ウィルスが発熱させているのではなく、免疫力を上げるために人間の側が体温を上昇させているのです。したがって、解熱剤を服用すると体温の上昇が抑制され、体は楽になりますが、免疫力は上がらないので回復に却って時間がかかることもあるといわれています。

なお、異常な高熱が長く続いた場合は、脳や神経に悪影響を与えることもありますので、解熱剤が必要な場合もありますから安易な自己判断は避けましょう。

なぜ、いろいろと批判の多い対症療法が必要になるかというと「原因療法」が確立できていないからです。風邪の場合、ウィルスを退治するワクチン療法が原因療法となりますが、頻繁にウィルスが変異するために、なかなか真に有効なワクチンを開発できていません。

有効な原因療法が確立されていれば、原因療法を行うに越したことはありませんが、そうでない場合にはやはり対症療法も必要ということになります。発熱している場合、熱が下がれば体は楽になりますし、鼻水や鼻づまりを抑えることができれば、仕事の能率低下を防ぐことが出来ます。対症療法もQOL(Quality Of Life = 生活の質)の改善には大いに役立っているのです。

健康食品は、日頃から免疫力を高い状態に保ち風邪に罹り難い体質を作るなど、体質の改善に役立つことが期待されてはいますが、必要に応じて上手に対症療法も取り入れるのが賢い利用法だと思います。

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コメント
この記事へのコメント
どうもです^^

応援してきますね!!
2009/08/24(月) 21:09 | URL | ちっち #-[ 編集]
こんばんは~!

私の考えでは「対症療法」も「原因療法」も同じと思ってまして、自分自身の免疫力を高める自然療法(とでも言うのでしょうか)が対極にあると思ってます。

日本の現状は西洋医学が主流で、病気になったら医者が魔法使いのように治してくれるみたいな考えの人が多くて、自分自身で健康に気をつけてる人はごく少数です。
まあ、自分自身で体調管理出来るようになれば医者の商売あがったりなんで、こういう流れにはならないと思いますが。。(笑)

・・・と、今の日本の医療に関してはいろいろと思うところがありますが、書き出すと止まらなくなるので止めときます。。。(汗)
2009/08/24(月) 19:52 | URL | 野茂大好き16 #-[ 編集]
こんにちは!!
久しぶりにファンブロもおじゃましたました!!
対症療法、実は医薬品もほとんどがそっちの薬なんですよね。。。
ではいつものように!!
2009/08/23(日) 19:24 | URL | ちっち #-[ 編集]
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